会長ご挨拶Greeting
東北大学医師会は、日本医師会に所属する宮城県医師会を構成する郡市医師会の一つであり、会員数は、仙台市医師会に次いで2番目に大きい医師会です。東北大学医師会は、他の郡市医師会と異なり、全ての会員が東北大学病院・医学系研究科に勤務する勤務医から構成される点に大きな特徴があります。
令和元年度から前任者の下川宏明先生の後任として第9代目の本医師会の会長に就任いたしました。微力ではありますが、本学に勤務する医師の学術活動の発展や労働環境の改善に努めていきたいと思います。
私は、本医師会の主な活動に関して以下のように考えています。すなわち、本医師会の役割は、東北大学病院や医学系研究科を補完する形で、
1)医学・医療の学術活動等に対する支援
2)地域医療の支援や啓発活動
3)大学勤務医の労働環境や待遇の改善
であると考えています。
第一の点に関しては、指定国立大学である東北大学のブランド力をさらに高めるために、多くの学術活動の支援を行いたいと考えております。また、日本医師会公認の産業医養成講座も引き続いて開講いたします。第二の点に関しては、現在宮城県と協力し、地域枠の医学生を育成しています。彼らが優れた地域医療の担い手になるような教育体制を構築していきたいと考えています。第三の点に関しては、本年は働き方改革元年でもあり、労働環境・医師待遇改善に積極的に取り組んでいきたいと考えており、今後は、全国大学医師会連絡協議会とも連携していきたいと思います。
この他に、東北大学医師会は多くの事業助成を行っております。具体的には、白菊会の献体事業、大学病院病児保育室運営事業、教室員会の福祉事業、特別講義の実施、救急医療確保対策事業への助成など多くの事業助成があります。
今後、地域の医療関係者や市民の皆様に情報発信を行っていきたいと思います。 皆様には、本医師会の活動をご理解いただき、ご支援・ご協力の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。